悩めるママの子育て徒然日記

30代主婦 三児の母 趣味は料理、散歩、読書 旦那さんからは『悩むことが趣味』と言われている

青虫

私は虫が苦手だ。 子供の頃は、まだ大丈夫だったように思う。 ダンゴムシを片手に一杯に握りしめていたこともあるし、木に止まっているセミを素手で捕まえたこともあったし、カブトムシを飼っていたこともある。 今思えば、よくそんなことできたな、と自分の…

パンを焼く

朝、目が覚めると、遠くの方から微かにウィーンウィーンと機械の動く音がした。 久々に聞く音だ。 もうそろそろ、焼きの工程に入るかな。 布団の中で、いい匂いが漂ってくるのを待つ。 けれど、いくら待っても、匂いがしない。 まだ、焼けてないのかな。 気…

待ち遠しい

上の子ちゃんと旦那さんが出かけなければならないので、朝は早めに起きた。 急いで、準備して、家事もろもろと下の子ちゃんの相手をしていたら、ぐったりと疲れてしまった。大型連休に入って、新生活の緊張感が一気に緩んだのもあると思う。 頭の中がぼんや…

君のことだよ、下の子ちゃん

下の子ちゃんは食べるのが遅い。最初はパクパクと食べているけれど、途中から段々、ゆっくりとしたペースになり、やがて遊び始める。「早く食べなさい」と何度か促すが、そのうち「もう食べない」と言って残すこともある。お腹が一杯というよりは、『食べる…

上の子ちゃんの好きなもの

今日はサクッと短くて、私がほっこりとしてしまったお話です。 上の子ちゃんは四月から小学一年生。 恥ずかしがり屋の上の子ちゃん。 クラスに上手くなじめるか、少し心配しておりました。 けれど、そんなママの心配は杞憂に終わり、仲のいいお友達もできた…

死んだらどうなる

親戚が亡くなった。未だに、こういうことは慣れない。胸の奥底に、なにかずしりと重たいものが圧し掛かってくる気がする。 子供の頃、『死』というものが怖かった。自分の大切な人がこの世からいなくなってしまう。想像しただけで、胸が張り裂けそうだった。…

すごい偶然

私には、もうかれこれ三十年来の付き合いになる友人がいる。本当に小さな頃からの付き合いだ。進学先が異なっても、細々ながらそれは続き、やがて私たちは社会人になった。 社会人になると、時々、仕事終わりに喫茶へ行き、おしゃべりをした。お互い、浮つい…

いい子

「あの子たちは本当にいい子ねえ」 旦那さんのおかあさんが、何気なく言う。 私はどきりとしてしまう。 おかあさんはただ、褒めてくれているのだと分かっている。 けれど、私は素直に喜ぶことができない。 『いい子』 私もかつては『いい子』だった。 大人の…

名前

上の子ちゃんを授かったとき、すぐにどんな名前にするのか考え始めた。旦那さんからは、「せめて、性別が決まってからでいいんじゃない」と言われたが、一応、私なりの理由があった。一つ目は、子供が一生使う名前であるから、時間をしっかりかけて、納得の…

もしも英語を自由に使えたら

もしも、英語を自由に使えたら、ヨーロッパにしばらく滞在して、マーケット巡りをしてみたい。売り場の人にレシピなどを聞きながら、その土地で取れる農作物や作られている加工品を購入し、滞在先に持ち帰って、キッチンで調理するのだ。そして、旦那さんと…

私と上の子ちゃんの食戦争

下の子ちゃんの幼稚園が休園になってしまった。先生方の中の何名かがコロナに感染してしまったためだ。このご時世、仕方のないこととはいえ、下の子ちゃんは連日、幼稚園に行けなくてしょんぼり。 そんな下の子ちゃんが、昨晩、私にぼそっと言ってきた。 「…

不思議な記憶

「お腹の中のことを覚えている子っているみたいよ。だから、子供が少し大きくなったら、きいてみたら」 昔、そのようなことを叔母に言われた。 私には、残念ながら、そんな記憶はない。けれど、もし、子供ちゃん達が持っているとしたら、それはそれで面白そ…

幼稚園からの帰り道

旦那さんと色々と相談して、今日は幼稚園をお昼前に早退することにした。まだ、コロナ感染の状態が分からない中で、マスクを外して幼稚園でご飯を食べるのは怖いと判断したからだ。 お昼時、早速、下の子ちゃんを迎えに幼稚園へ行く。幼稚園に着くと、下の子…

幼稚園をお休みした日

月曜の朝はなぜか、上の子ちゃんも下の子ちゃんもぐったりしている。 何度か声掛けして、ようやく上の子ちゃんが起きてくる。下の子ちゃんはまだ、ぐっすり夢の中。 「今日から幼稚園だけれど、行ける?」 下の子ちゃんの頬をつんつんと突きながら聞くと、眠…

親は選べなくても

私の母は、結婚というものをあまり良く思っていなかった。 だから、よく、私にこう言った。 「今時、結婚なんてしない方がいいわよ。ちゃんと仕事をしているなら、ひとりで生きていく方がお金も時間も自由に使える。幸い、うちは持ち家だから、あなたは住む…

休み時間の過ごし方

最近、我が家の夕飯時は賑やかだ。子供ちゃん達がそれぞれ小学校と幼稚園へ行くようになったから、食卓では、今日、何をしてきたのかが話題になる。 早速、上の子ちゃんに「今日は学校で何をしたの?」と質問すると、下の子ちゃんが聞いてと言わんばかりに、…

取り乱す

排泄物の話が入ります。食事等されている方はご注意ください。 四月から上の子ちゃんは小学校へ、下の子ちゃんは幼稚園へという新生活が始まった。少しは落ち着いた生活ができるかなと思っていたけれど、そう簡単にはいかない。 朝五時から、食事作りに洗濯…

本を読む

私は本を読むことが好きだ。子供の頃から、ずっと本を読んでいる。 小学生になった頃、まだ漢字が読めなくて、読めない漢字があるたびに、しょっちゅう母に尋ねていた。母がお風呂に入っていても、構わずお風呂場の扉を開けて質問するから、母はよく「お風呂…

自爆的ケンカと平和的ケンカ

自爆的ケンカ 下の子ちゃん:「上の子ちゃんなんて大嫌い!」 上の子ちゃん:「私のこと、嫌いなの?」 下の子ちゃん:「うん」 上の子ちゃん:「とっても大嫌いなの?」 下の子ちゃん:「うん」 上の子ちゃん:「私にいなくなって欲しいの?」 下の子ちゃん…

甘い物

我が家は、子供たちに砂糖を多く使ったお菓子類をあまり食べさせないようにしている。理由は二つだ。一つ目は、小さいうちから甘いものを食べさせると、虫歯になりやすいというような記事を何かで読んだことがあるから。そして、二つ目は、小さい頃から、な…

母子ともに無事がいい

「出産したときは、母子ともに無事がいい」 お腹の子供の話をするとき、旦那さんがよく口にする言葉だ。 二人目を出産する時、ちょっとしたトラブルがあって、旦那さんはその時、私になにかあったらどうしようと思い、怖くなったらしい。 私は、「そうだねえ」と…

下の子ちゃんの推し

恥ずかしがり屋の下の子ちゃん。普段はとっても元気でおしゃべりな女の子。 お散歩している時も、自作の歌を大きな声で歌いながら、道の真ん中を歩いている。 でも、ちらりと見知らぬ人が視界に入ると、歌うのを止め、そそくさと道の端に寄る。さらに、その…

落ち込む

今日は久しぶりに落ち込んでいる。原因はここ数日、血糖値の下がりが悪いこと。 私は、現在、妊娠糖尿病を患っている。妊娠三人目にして、初めてのことだ。診断された当初は、自分が妊娠糖尿病にかかっていると受け止められず、しばらく荒れた。けれど、毎日…

初下校のハプニング

上の子ちゃんは四月から小学一年生。私の住む地域では、一年生だけの下校の場合、担任の先生が付き添いしてくださる場所まで迎えに行って、子供たちの後ろをついて歩くか、自分の子供がひとりになるところで待っているかのどちらかである。 何人かのお母さん…

食事

我が子たちは、食欲よりも睡眠欲の方が勝るらしかった。いつも食べ終える前に寝てしまう。寝てしまうと、一時間くらい起きないし、無理やり起こせば延々と大声で泣き続ける。楽しい食卓にしたいのに、毎回ストレスが溜まる。 どうにか、眠らせずに食べさせる…

寂しさ

先日、旦那さんが子供ちゃん達を連れて、旦那さんの実家へ行った。お昼に旦那さんの実家で、食事会をするのだ。私は妊娠糖尿病の食事制限があるため、今回は遠慮させてもらうことにした。 久しぶりに家で一人だ。どう過ごそうかとあれやこれやと考えていたは…

けんか

私には一人、妹がいる。性格が正反対で、母からはよく「足して二で割るとちょうどよいのに」と言われてきた。もちろん、仲も悪くて、しょっちゅう喧嘩していた。大人になるにつれ、少しずつお互いを受け入れることができるようになってきて、今では『子育て…

下の子ちゃんのヘアサロン

最近、下の子ちゃんは髪をいじることに興味があるらしい。 夜、お風呂上りに私がドライヤーで髪を乾かしていると、ヘアブラシを片手にやってくる。 「髪をおときしましょうか」 お願いすると、拙い手つきで一生懸命、私の髪を解いてくれる。 そして、日中、…

習慣

私は、数日間続けて同じことを繰り返すと、習慣化してしまう。朝起きる時間も、お弁当作りも掃除する場所も。 そして、一度習慣化してしまうと、それ以上やることはあってもそれ以下はない。厄介な性分だ。 普段はさして、問題にはならない。全て終えられる…

生きる価値

子供の頃から、私は両親の期待を一身に背負って育った。期待に応えることが私の使命だと思っていた。けれど、大きくなるにつれ、段々とそれが出来なくなってきた。どんなに頑張っても、私の能力では両親の期待に追いつかないのだ。 そのうち、出来ない自分を…