悩めるママの子育て徒然日記

30代主婦 三児の母 趣味は料理、散歩、読書 旦那さんからは『悩むことが趣味』と言われている

落ち込む

 今日は久しぶりに落ち込んでいる。原因はここ数日、血糖値の下がりが悪いこと。

 私は、現在、妊娠糖尿病を患っている。妊娠三人目にして、初めてのことだ。診断された当初は、自分が妊娠糖尿病にかかっていると受け止められず、しばらく荒れた。けれど、毎日、血糖値を計っていくうちに自分の症状を自覚するようになった。そこで、通院している管理栄養士さんの指導の下、糖質制限や運動を取り入れ、血糖のコントロールに励んできた。そして、つい最近の診察では、担当の医師に「良くコントロールできていますね」とお褒めの言葉を頂いたばかりだったのに・・・。

 なぜかこの数日、下がらないのだ。一応、値は正常範囲内である。でも、食べているものも、この数日間あまり変えていない。それなのに、下がらないという事は・・・。

 もしかして、インスリンの出が悪くなってきた?

 そんな不安が幾度も頭をよぎる。

 そして、今日、つい、甘いものを食べてしまった。少し疲れていたのだ。といっても、食べたのは、ほんの数口。前に、甘いものを食べた時は、そんなに上がっていなかったはずなのに。

 今日は、一気に跳ね上がる!

 私にはちょっとした気の緩みも許されないの・・・。

 そう思った途端、私の中で眠っていたドロドロとした感情が、一気に噴き出した。

 どうして、妊娠は夫婦二人のことなのに、私ばかり我慢したり、頑張ったりしなきゃいけないの、とか、(妊娠糖尿病は出産することで血糖値が落ち着くことが多いから)早くこの子をお腹から出してしまえば、もう、血糖値におびえなくて済むのに、とか。

 そういう負の感情と向き合っているうちに、どんどん気持ちが不安定になってきて、何にもする気が起きなくなった。

 お腹の子にも、きっとそれが伝わっているのだろう。やたらと胎動が多くなる。

 旦那さんが気を利かせて、外へ連れ出してくれようとしたが、全くその気になれず、結局、床に座り込んだまま、ボーッとしていた。

 しばらくしたら、今度は急に部屋から出たくなって、重い身体を引きずるようにして夕ご飯の支度を済ませると、外へ出た。辺りは薄暗くなっていた。

 いつもの散歩コースである川べりをゆっくりと歩く。歩きながら、担当の管理栄養士さんが言っていたことを思い出す。

「血糖値はその場限りの一発勝負ではありません。一回上がってしまったとしても、次に下がるように改善していけばいいんです。最終目標は、血糖値をコントロールできるようにすることです」

 だから、一回一回の上がり下がりに、そんなにも神経を張り詰めなくていいですよ。

 ああ、だめだなあ、と思う。まだ、一つ一つの値に振り回されている。うまく気持ちを切り替えて、次を見据えることができない。

 平常心。

 私に今、一番必要なものだ。

 何事も、心が乱れているうちはうまくいかない。

 そう言えば、こんなことも言われた。

「血糖値は同じものを食べたとしても、その日の本人の体調やホルモンバランスによっても変わりますよ」

 ここ最近、新生活が始まって、慣れないこと続きで疲れがでているのかもしれない。

 まずはしっかり眠って、身体をしっかりと休めて、それからもう一度向き合ってみよう。

 血糖のコントロールと心のコントロール。私にはまだまだ、どちらも手ごわくて。夏の出産までの道のりがずっと遠く感じられるのだった。