悩めるママの子育て徒然日記

30代主婦 三児の母 趣味は料理、散歩、読書 旦那さんからは『悩むことが趣味』と言われている

上の子ちゃんの好きなもの

 今日はサクッと短くて、私がほっこりとしてしまったお話です。

 

 上の子ちゃんは四月から小学一年生。

 恥ずかしがり屋の上の子ちゃん。

 クラスに上手くなじめるか、少し心配しておりました。

 けれど、そんなママの心配は杞憂に終わり、仲のいいお友達もできたよう。

 毎日、楽しげに学校へ行く姿を見て、ママもほっと一安心です。

 

 さて、先日、初めて、上の子ちゃんの授業参観がありました。

 どんな授業を受けているのか知りたいし。

 クラスの様子も知りたいし。

 保護者の方の様子も見ておきたいし。

 もちろん、上の子ちゃんの様子も知りたいし。

 というわけで、早速、ワクワクしながら観に行ってきました。

 

 上の子ちゃんの学校は、おそらく、今の少子化社会とは真逆の、マンモス校です。

 校舎も広いので、どこに目当ての教室があるのかさっぱりわかりません。

 仕方なく、靴箱から入って、あとは運頼み。

 確か、階段を上るとか言ってなかったっけ。

 上の子ちゃんとの会話を思い出しつつ、とりあえず、二階に上がります。

 それぞれの教室前の廊下には、保護者がずらりと並んでいます。

 さて、上の子ちゃんのクラスはどこかしら。

 一教室ずつ見て回る私。

 ここだ!

 もうすでに、教室の後方は保護者で埋まっています。

 私は遅れてきたので、教室の後方の扉から中を覗く格好に。

 密を避けるため、参観する保護者をあらかじめ二組に分け、時間をずらして観られるように配慮してありましたが、それでもこの有様です。

 ただ、ちょうど上の子ちゃんは端の方の席だったので、私の位置はベストポジションでした。

 教室の中は、和気あいあいとしています。

 特に上の子ちゃんの隣の子は、陽気でお話し好きの子。

 これなら、上の子ちゃんも緊張せずに授業を受けられそう。

 毎日、楽しそうに通っている理由がわかります。

 

 さて、今回の授業は『せいかつ』

 みんなの前で自己紹介をするのです。

 発表する内容は、自分の名前と好きなもの。

 好きなものについては、あらかじめ、絵を描いていたようで、発表の時にはその絵も一緒に見せます。

 保護者の方も含めてのみんなの前での発表なので、子供たちはなんだかそわそわしています。

 ママも少し、そわそわ気味。

 発表は、教室の端の子からしていきます。

 声の大きい子、小さい子。

 恥ずかしくてなかなか発表できない子。

 顔を正面からそむけてしまう子。

 まだ、小学校に入ったばかり。

 なんだか初々しいなあと思ってしまいます。

 好きなものについては、みんなバラバラ。

 リンゴやチョコレート。車、ゲーム、宝石。

 さて、上の子ちゃんはなんて言うのだろう。

 そういえば、前に、お人形さんの絵を描いたとか言ってなかったかな・・・。

 ママはおぼろげな記憶を頼りに、上の子ちゃんの好きなものを推理中。

 

 そして、いよいよ、上の子ちゃんの発表です。

 ママもちょっと緊張してしまいます。

 まずは、名前。

 やっぱり緊張しているのかな。

 いつもより声が高いような気がします。

 でも、前を向いてはっきりと言えました。

 そして、好きなもの。

「好きなものは・・・」

 

「下の子ちゃんです!」

 

 やられた!と思いました。

 みんな、食べ物とか玩具とかが多かったから、その流れでくると思ってました。

 だから、これは完全に予想外。

 正確に言えば、下の子ちゃんは『物』ではないですけれど。

 でも、その気持ちはちゃんとママに伝わりました。

 下の子ちゃんのこと、大切に想ってくれて、ありがとう!

 上の子ちゃんの発表後、他の保護者の方々同様、小さな拍手をしましたが、心の中では拍手喝采のママでした。

 

(余談)

 帰り道。

 ママは上の子ちゃんが幼稚園に入った頃のことを思い出していました。

 朝起きられない。

 夜寝ない。

 オムツは全く外れない。

 クラスになかなか馴染めない。

 すぐに体調不良になる.・・・etc

 問題が山積みで、上の子ちゃん、やっていけるのかしらと

 頭を抱えておりました。

 でも、大きくなっていくごとに、

 少しずつママの悩みは消えていって、

 年長さんの時は安心して、幼稚園に送り出せました。

 そして、いよいよ、小学校に入学する時期が近付いてきたとき、

 幼稚園に入った頃のことを思い出し、ママは急に不安になってしまいました。

 朝、起きられるかな。

 登校班出発時刻に間に合うかな。

 学校まで歩けるかな。

 授業についていけるかな。

 クラスに馴染めるかな

 家に帰ってこられるかな。

 不安ばかりが頭に浮かび、上の子ちゃんに沢山、口出ししていました。

 でも、授業参観での上の子ちゃんの様子を見て、なんだか、肩の荷が下りた心地になりました。

 どうやら、ママが勝手に気負い過ぎていただけかもしれません。

 上の子ちゃんはママが思うよりずっと、成長していたんですね。

 ママは心配性なので、つい、口出しばかりしてしまうけれど。

 もっと、上の子ちゃんのことを信じて、時にはぐっと口をつぐんで見守るという事も必要なのかな、と思いました。

 ママも小学生の親、一年目。

 初めての子供だから、試行錯誤になってしまうのは本当に申し訳ないけれど、これからも上の子ちゃんと一緒に成長させてください。

 

 サクッと短くする予定が、なぜだか、長くなってしまいました。

 すみません・・・。

 ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました!