自己嫌悪
最近、気づけば子供に怒ってばかりいる。
「早く、片付けなさい」
「早く、食べなさい」
「早く、寝なさい」
子供達に「早く早く」と追い立てる。
自分が逆の立場だったら、嫌だろう。
ひとりになると、思い出しては自己嫌悪に陥る。
どうして、私はこうも毎日、怒っているのか。
怒るのだって、エネルギーがいる。
どうせなら、心穏やかでいたいし、笑っていたい。
子供達だってその方がいいはずだ。
なのに・・・。
おもちゃで散らかされた部屋。
いつまで待っても終わらない食事。
遅い就寝時間。
次の朝、起きられなくなる子供達。
生活リズムが崩すのは簡単だけれど、もとに戻すのは大変だ。
「君は、完璧主義を子供たちに求めているの?」
旦那さんに尋ねられて、苦い記憶がよみがえった。昔、何でもできる人になりたいと思っていた頃があった。それは、酷く苦しくて、そうなりたいと思えば思うほど、精神的に追い込まれていった。そんな時、担任の先生に言われた。
「あなたは、ロボットじゃないのよ」
そうだな、と思った。でも、素直に聞くこともできなかった。
だって、みんなはそれを私に望んでいるでしょ・・・。
気づかないうちに子供たちに同じことを求めていたのだろうか。
そうだとしたら、恐ろしい。
もう少し、子供に寄り添って。
もう少し、心に余裕をもって。
相手にばかり求めないで、自分を変えていくことも必要で・・・。
そう、反省したばかりなのに、今日もまた同じことで怒って自己嫌悪。
なかなか簡単には変われない。
少しずつ、少しずつ。
明日はもう少し、子供達と笑っていられたらいいなあ。