悩めるママの子育て徒然日記

30代主婦 今年の夏に三人目を出産予定 現在は妊娠糖尿病にかかり、治療中 趣味は料理、散歩、読書 旦那さんからは『悩むことが趣味』と言われている

食欲不振

 新生活が始まってからしばらくして、子供ちゃん達は驚くほどよく食べるようになった。

 学校や幼稚園で、よく体を動かしてくるようになったからかもしれない。

 いい兆候だな、と見守っていたら、今月に入り程なくして、下の子ちゃんが急に食べなくなった。

 なんと、胃腸風邪である。

 夕飯をほとんど食べなかった次の日、ズルリと鼻水が出てきた。

 ああ、いつもの風邪だ。しばらく鼻水との格闘だ、なんて思っていたら、鼻水はその次の日には止まった。

 軽い風邪だったのか、と、ほっと一安心したのもつかの間。

 今度は、全く食事を食べなくなった。

 しかも、ぐったりと始終、横たわっている。

 そのうち、熱も出てきて、ますます心配になってくる。

 お昼頃にお腹が空いたと言うので食べさせたら、途中で吐いた。

 この時点で、もしかして、と、胃腸風邪を疑う。

 今まで、子供ちゃん達はどちらも胃腸風邪にかかったことはなかった。

 こういうときって、消化のよいものを食べさせればよいのかしら…?

 気を利かせて、下の子ちゃんに聞いてみる。

 「下の子ちゃん、お粥作ろうか?」

 提案したら、ギャン泣きされた。

 私の作るお粥、そんなにまずいかな…。

 なにが食べられるのか、よく分からない。

 本人に食べたいものを聞いてみる。

 胡瓜味噌、ハンバーグ、卵サラダ、フリカケお握り…

 いや、本当に食べられるの?と疑いたくなるものもあるけれど、とりあえず、お夕飯にご所望のものを用意する。

 そして、案の定、ほとんど残す。

 まあ、そうだよね、と思うものの、あまりのぐったり具合に心配になる。

 

 次の日に、病院へ行った。

 思っていたとおり、胃腸風邪。

 最近、流行っているらしい。

 吐き気止めの薬と腸内を整える薬をもらう。

 胃腸風邪は、とにかく菌が外に出るのを待つしかない。

 ゼリーなら食べられそうということで、食べさせてみるがやっぱり戻してしまった。

 それでも、ちょこちょこと頑張って食べている。

 そして、一日中、寝ている。

 下の子ちゃんのそういう姿を見ることはあまりないから、どうも落ち着かない。

 寝ている間に、何度か傍によって生存確認をしてしまう。

 三日目には元気になって、こちらがうんざりしてしまうほど部屋の中で遊び回っていたし、食欲もだいぶ回復してきた。

 なので、明日には幼稚園へまた行けるね、と話していた。

 

 けれど、四日目の午前中、またグッタリと寝込んでしまう。

 そして、お昼過ぎに目を覚まし、「幼稚園へ行く」と言い出す。

 流石にその調子で行かせるのは心配だったので、「明日、元気だったらね」と言ったら、大泣きしてしまった。

 よほど、幼稚園へ行きたかったようだ。

 気分転換に公園へ連れていくも、まだ本調子ではないらしい。

 少ししたら、自分から「もう帰る」と言った。

 その後は、少しずつ元気を取り戻し、お夕飯もそこそこ食べられた。

 

 そして、五日目。

「おはよう」と声をかけると、パチリと目を覚ました。

 目の輝き方が違う。

 お布団からスクリと立ち上がり、お着替えの服を持ってくる。

 「今日は行けそうですね」と言うと、力強くコクリと頷く。

 下の子ちゃん、完全回復である。

 

 よかった、よかったと思っていたら、今度は上の子ちゃん。

 お夕飯をほとんど残してしまった。

 お腹がいっぱいで、食べられないという。

 熱もなく、お腹が痛かったり、気持ち悪かったりするわけでもないらしい。

 どうやら、夏バテのようである。

 次の日の朝も、食べられないと言って、少し残す。

 念の為、連絡帳に夏バテ気味だということを書いておいたら、案の定、下校時に先生に伴われて帰ってきた。

 付き添って下さった先生曰く、足が痛いとか、暑いとか、体がだるいとか…。

 ぶつぶつ文句を言いながら、半泣きで帰ってきたようだ。

 上の子ちゃんの担いでいたランドセルを持ってみる。

 ずしりと重たい。

 上の子ちゃんはもともと、体力があまりない。

 それが、暑い中、これだけ重いものを毎日担いで帰ってきているのだ。

 疲れも相当溜まってきているのだろう。

 家に帰ってから、上の子ちゃんはずっと寝ていた。

 そして、お夕飯はほとんど食べられず、夜は「眠い」と言って、すぐ眠ってしまった。

 

 次の日。

 上の子ちゃんは、ついに、起き上がれなくなった。

 幼稚園の頃も、毎月1、2回そういうことがあった。

 疲れがピークに達するとずっと、眠り続けてしまうのだ。

 その間は、何をしようとも、絶対に起きない。

 小学校に入ったら、重いランドセルを背負って、しかも、歩いて通わなければならない。

 だから、もっと、頻繁にこういうことが起きるのではと心配はしていた。

 なので、むしろ、6月までよく頑張ったな、と思う。

 しっかり眠って、お昼頃、ようやく目を覚ます。

「何なら食べられそうか」と聞いたら、「助六がいい」と言う。

 一緒にスーパーへ行き、食べられそうな物を買いに行く。

 お昼はそこそこ食べて、疲れたのか、また、眠ってしまう。

 そして、お夕飯。

 元気なときに食べていた量の、三分の一くらいしか食べられなかった。

 

 次の日。

 朝から暑くて、ついにクーラーをつける。

 私はクーラーをつけると喉を痛めやすくなるから、本当はつけたくなかったのだけれど。

 でも、そのお陰か、その日のお夕飯はほとんどご飯を食べられるようになった。

 そういえば、上の子ちゃんは「暑いのも嫌。寒いのも嫌。ちょうどいい温度じゃないと生きていけないの」なんて、よく公言していたっけ。

 親としては、もうちょっと、逞しく生きてくれなんて思ってしまうのだけれど。

 旦那さん曰く、「上の子ちゃんは前世、高貴の出なのだろう」と。

 色々と思い当たる節がありすぎて、納得してしまう。

 それにしても、今年はクーラーをつけるのが早かったな、と思う。

 そして、上の子ちゃんの夏バテは、クーラーのスイッチ一つで解決したか、と拍子抜けする。

 

 さてさて、これで子供ちゃん達の食欲は戻ったわけだけれど。

 今度は私の食欲不振だ。

 原因は胃腸風邪でも、夏バテでもない。

 お腹の子が大きくなったことによるものだ。

 お目覚めのときは、始終、お腹の中で好き勝手に暴れてくれる我が子。

 ご飯を食べているときなんて、これでもか、というくらい、胃袋を蹴ってくる。

 お陰で、気持ち悪くて、あまり食べられない。

 君のためにも食べてるのだから、せめて食事中だけは少しおとなしくしてよ、と思ってしまう。

 

 この時期になると、体が辛くなってきて、早く生まれてほしいなと思う。

 そして、産後、三ヶ月くらいの夜泣きが大変な時期は、もう一度お腹に戻せたらいいのに、なんて思うのだ。

 ゆらゆらと、まるで天秤のように揺れ動く心内。

 子供ちゃん達二人をそれぞれ妊娠していたときを思いだし、懐かしいな、と思う。

 

 それにしても、私の食欲不振はこれから、出産するまで続くわけで…。

 今は、やっぱり、早く生みたいな、と思ってしまうのであった。